ベッドの色選びって迷います。あとで失敗したー!って思いたくないのでしっかり選びたい!
このページの内容です(目次)
ベッドの色選びについて、寝室をカラーコーディネートする
ベッドの色にはいくつかあります。落ち着いたシックな色、清楚な色、元気の出そうな派手目の色などさまざまです。ベッドを買うときに「色選び」はたぶん最後の選択になると思います。まずは、どこで誰が使うのかが重要になり、それに合った機能やデザインのベッドが選ばれます。色については後回しになってしまうのですが、同じベッドでも色の違いによって印象の受け方が変わります。それは色が持つ視覚効果であったり、その部屋とのマッチングだったりします。この機会に自分の部屋の配色を考えるカラーコーディネーターになってみましょう。
▲マットレスベッドはカラフルです。同じベッドでも色違いがあるとどれにしようか迷いますね。色選びはベッド選びの最後の楽しみです。
人はベッドのどこを見てベッドの色を見極めるか
寝室の扉を開けてベッドを見たときに、何色にみえますか?正確には何色に感じますか?
この何色に感じる?というのは、印象というモノです。実際の色とは若干異なりますが、そのベッドが持つ雰囲気です。周りの家具や壁・床・天井の色、光の当たり方で見え方が変わってきます。
さらに同じ色でも素材やデザインによって見え方が変わってきます。単色、グラデーション、天然木、木目調、合板、鏡面仕上げ、プリント化粧板など。
▲グレーのベッド。と言われても全く違和感がない。本来はベッドフレームの色は見えていないので、分からないはずなのですが、ベッドカバーの色でグレーのベッドと判断してしまいます。(実際には木目のすのこベッドです)
ベッドのどこを見て色を判断するか
- ベッドカバー・掛け布団
- ヘッドボード
- フットボード
- サイドフレーム
- ピロー・クッション
たぶん、これらの色を見て判断していると思います。見える面積が大きいほど視認効果があるので、ベッドカバーや掛け布団の色はベッドの印象に大きな影響を与えています。
ベッドはフレームの色が選べますが実際には見えていないことが多く、ベッドの色を決定づける優先度は低いかもしれません。
人間の眼は正確に色をとらえていないという事実
▲実は同じ色。違って見えますが、左右の羊は全く同じ色です。これは色の恒常性という錯視現象です。人間の眼(脳)は、自分の意識に関係なく予測や補正をおこなっているようです。たまにこういう錯覚現象を引き起こします。
ベッドも同じように、周りの背景、光の当たり具合で見え方が変わってきている可能性があります。
ベッドの色選びは大事なのか?
前途したようにベッドはフレームの色は実際には見えていないことが多く、本当はあまり悩まなくてもいいのかもしれません。むしろ、ベッドカバー・掛け布団などの色やデザインにこだわった方がいいのかもしれません。
カラー別ベッド 実際のイメージを見て賢くベッド選び
それでもベッドフレームの色にこだわりたい!フレーム、ベッドボードが大きく見えるタイプのベッドではお部屋のメインカラーや印象を決定づける大きな要因になります。
▲ベッドの色を部屋にマッチさせてコーディネートさせた例(ベッド色;ナチュラル、ブラック、ホワイト)。ブラックとホワイトでは同じ部屋でも、感じる明るさや印象が違ってきます。
『ベッドの色』それぞれの色が持つ効果
- ブラウン(ライト・ダーク)・・・暖色、安定感、重厚感、やすらぎ、落ち着き
- ブラック・・・収縮色、後退色、重い、硬い、吸収、お洒落、引き締め効果がある
- ホワイト・アイボリ・・・膨張色、進出色、ライト感、清潔、清楚、上品、反射、空間を広くみせる効果がある
- ブルー・ネイビー・・・寒色、収縮色、冷静、睡眠促進、涼しさ、判断力を高める、鎮静作用がある
- ナチュラル(木目)・・・自然、ぬくもり、天然木、家具、明るいイメージ
- ウォールナットカラー・・・重厚、高級感、木目、家具で多く使われている
- レッド(ワインレッドなど)・・・暖色、膨張色、警戒、刺激、興奮作用がある
- グレー・・・柔軟色、鎮静色、地味、調和、控えめ、いろんな色と合わせやすい
- グリーン・・・沈静色、中間色、緊張緩和、リラックス、興奮を鎮める
色には様々な効果があります。寝室向きなのは、茶、黒、紺系統の色です。しかし、それ以外の色でも、自分の好きな色を選ぶことは安心感や安らぎにつながります。クッションやピローでワンポイントで入れてみるのもおすすめです。
ベッドはどこにあるか?何のためのものか?で色を考える
そもそもベッドは寝室にあります。何のためか?寝るためですね。寝室に赤や黄色などの興奮色、元気色を多く配置すると落ち着いて寝れません。それを考えると寝室、ベッドは落ち着きのある色、ブラックやブラウン系がおすすめです。鎮静効果のあるブルー・ネイビー系もおすすめです。
でもすべてが、その色に染まるのは逆に居心地が悪い部屋になります。対照色や自分の好みの色をアクセントに入れていくことで安心感や居心地の良さがうまれます。
ベッドの色はソファの数ほど多くはありませんが、マットレスベッドになれば20色くらいあるブランドもあります。通常のベッドであればシリーズごとに1色~4色の中から選ぶのがふつうです。色選びからベッドを選ぶことはないと思うのでこれらは嗜好的要素だといえます。
ブラウン系のベッド
落ち着きのあるベッドカラーです。寝室には最適です。この色は和室にも合うので和モダンのお部屋にもお洒落です。寝室においては、失敗しないカラーのひとつです。
ブラック系のベッド
コチラも寝室では定番のカラーです。黒はオシャレな色とも言われています。タイポグラフィの壁紙がある部屋やモノトーンの部屋にガッツリ似合います!どちらかといえば女性よりも男性が好むカラーで、カッコいい系の色です。
ホワイト系のベッド
姫系の部屋や北欧スタイルのお部屋にピッタリのカラーです。すべてを白にしてしまうと病院のようになってしまいます!ツヤのある真っ白は緊張しすぎるという逆効果もあるのでご注意ください。アイボリーやクリーム系の色を混ぜるといいと思います。ワンポイントやラインにピンク系の色と合わせるのも相性が良いです。
カラフル系のベッド
子供用の2段ベッドやロフトベッドによくあるパターンです。子供部屋によく似あいます。元気な子供向きです。パイプベッドなどは長く使うと塗料がはげる傾向があるので注意が必要です。
ナチュラル系のベッド
これは正確には色ではないのですが、「木」をイメージできる色です。名前の通り「自然」を意味しています。アーティファクト(人工物)のような色ではないので身構えることなく素直に受け入れることのできるカラーです。万人受けする色で、特に子供や女性はこの色を好む傾向にあります。お昼寝の多い方にもおすすめです。ナチュラルさは日中の光があっても、うたた寝できやすいと思います♪
インテリアとしてのベッドの色
北欧風のインテリアベッド
パイン材などのナチュラルカラーの天然木がベストマッチします。そのほかにウォールナット材やチェリー材がいいと思います。経年変化を楽しめるベッドもあっていいかなと思うのですが、なかなかありません。ベッドは寝室のような、うす暗い所に置くので日光があまり当たりません。なので経年変化が起こりにくく、それを意図したベッドがないのかもしれません。
カントリー調のインテリアベッド
カントリー調のお部屋には木目、ダークブラウン、ライトブラウン、ナチュラルブラウンのベッドがおすすめ!ヘッドボード、フットボードに立板が見えるタイプが、より一層、雰囲気を盛り立てます。ペンキで塗ったようなホワイトの板張りもなかなか良い☆
姫系のインテリアベッド
天蓋がある可愛いタイプが多い姫系ですが、こちらはアイボリーの高級感のある姫系ベッドです。姫系はアンティーク感のあるお部屋にもマッチします。基本カラーはホワイトです。そのほか、アイボリー、ピンクがよく使われる色です。
ベッドの色選びまとめ
いかがでしたでしょうか?ベッドの色について様々な角度から見てまいりました!しかし、色って深いですね。普段何気なく見ている色ですが、知らず知らずのうちに、癒されていたり、元気をもらったりしているようです。
色彩感覚やカラーコーディネートはすぐには、身に付かないので、部屋の配置やカラー選びで焦る必要もありません。デザインの専門のスクールで1年以上も学ぶようなことです。ユーキャンなどの講座もあるくらい学びの幅も広い分野です。最後は、自分が納得すればOK!というくらいの気持ちでいましょう。いろいろ悩むかもしれませんが、それも経験です♪色は奥深い!
昨日今日勉強したくらいではとうてい身に付きません。特にセンスの良い色彩感覚は、経験と時間が必要です。失敗してもそれを学びとして、次の成功につなげればいいと思います。とりあえずは、偏らないようにしましょう!バランスが大事です☆近くにいる友だちや家族にも相談してアドバイスをもらうこともいいと思います☆優柔不断な人は決めてもらってもいいかもしれませんネ☆
最後になりますが、ベッドのカラー選びに失敗はありません(たぶん)。それは、ベッドカバーや掛け布団、ベッドスカート、クッションやピローでフレームカラーを隠せるからです。失敗したー!と思ったときはそれらのアイテムを駆使してカバーしてください☆きっとうまくごまかせますできます。
▼フレームカラーのないベッドもある・・・
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