民泊運営とゲストのことを考えたベッド選び
このページの内容です(目次)
民泊運営・営業を応援する民泊用に最適なベッド選び
今回のテーマは民泊用におすすめのベッドにはどんなものがありますかという相談を受けたのがきっかけで、販売傾向やお客様の声を基に実直に考えた民泊用のおすすめベッドや選ぶポイントについての考察になっています☆
近年、民泊の需要が高まっています。これから民泊を始めようとしている方も多いのではないでしょうか?
増え続ける空き家や空き部屋がお金を生むことになるので今、民泊業は注目を浴びています。ビルや住宅の空き家対策、ホテルの需要が多い地域への対策としても民泊の重要性が注目されています。民泊を始めるにあたってはいろいろな条件があります。最低床面積3.3㎡/人、をクリアしていることが最低条件なのですが、その他条件に関してみても意外と自分の家でも大丈夫じゃない?と思える条件が多いです。興味のある方は、民泊について詳細が説明されている上記ポータルサイトをご確認ください☆
民泊を営業するうえでベッドや寝具は欠かせない備品です。長く営業するには、初期投資とランニングコストを抑えたベッド選びと購入が必要ですね。
今回は民泊用に適したベッドの提案を民泊用に大口購入いただいているベッドの特長や傾向をフィードバックしながら解説していきます!店長厳選の民泊用おすすめベッド提案もしています。ぜひ参考にしてください。
最初に頭に入れておくのは、どれくらいの広さの部屋で、何人を目安に貸し出すのか?家族向け?グループ向け?個人のみ?2名まで?など。どんな人にとって便利な部屋なのか?どんな人を対象にするのかを想定しておくとベッド選びのイメージがしやすくなります。
ホストとしてゲストをどうもてなしたいか?なども考えておくと発信する時に相手に伝わりやすく、予約率を上げることにもつながります。
民泊用におすすめ!収納ベッド
オーソドックスなベッドです。民泊を利用する方は観光、ビジネス・・・いろんな用途で利用されますが、ほぼみんな泊まる準備をした荷物を抱えています。必要なのは、荷物を置くスペースになります。
テーブルが荷物置き場になったのでは、せっかく用意したテーブルが台無しです。荷物は、玄関(入り口付近)またはベッド下が一番利用しやすい場所です。とくにベッド下は、利用者がベッドを腰掛けや寝るために利用して長い時間そこに居るので、近くに荷物があるととても便利です。
収納ベッドにはいろいろあり、引き出しタイプや跳ね上げ式などがありますが、それよりもベッド下に空間ができるタイプの収納ベッドがおすすめです。
このベッドの方が引き出しや跳ね上げ式よりもコストを安価に抑えることができ、何よりも利用者の忘れ物が減ります。目に見える状態にしてあげることは忘れ物防止の観点から言うととても親切なことです。
すべてのお部屋に当てはまるわけではありません。十分広い部屋や、ファミリーを対象に貸し出す場合は同じベッドで寝れるフロアベッドも喜ばれます。
民泊用におすすめ!2段ベッド
グループやファミリーで利用される場合は、一部屋に多く泊まれることが求められます。しかしスペースには限りがあるので、部屋を有効的に使おうとした場合、面積はそのままで寝れる人数が増える2段ベッド、3段ベッドが役に立ちます。
広いベッドで3人、4人寝ることも可能ですが、省スペースとプライバシー、寝心地を考えるなら2段・3段ベッドのほうがおすすめです。
2段・3段ベッドは省スペース型のベッドの典型的な形!強度を考えるなら木製がおすすめです。
2段・3段ベッドは「頑丈さ」に選ぶポイントをおきましょう。利用者が不安なく使えることが一番ですが、強度がしっかりしたものは壊れにくく、運営する側としても長く使えるメリットがあります。
民泊用におすすめ!スライド式ベッド
2段ベッドの系統に属するベッドですが、これは大人数対応型、または緊急用でもあります。ベッド下からベッドがもう一台出てくるベッドです。ファミリー向けの部屋に1つあると便利です。小さい子供は親の近くで寝ることができ安心して寝れます。
大人数用の部屋に人数増加に対応できるベッドとして重宝します。
民泊用におすすめ!丈夫なすのこベッド
すのこベッドは、夏の高温多湿、冬は寒い日本の風土に一番適したベッドです。一年中快適に過ごせるベッドです。利用者は快適に寝ることができ、運営側はカビに強いベッドを手に入れることができます。心配なのは構造上の強度です。隙間が空くことで通気性を確保する、すのこベッドの唯一の弱点です。利用者に迷惑をかけない頑丈なものを選びたいですね。
すのこベッドはおすすめです。強度がある丈夫なものを選びましょう!長く使えるだけでなく利用者に安心感を与えます。
民泊用におすすめ!ソファベッド
長期滞在型のための部屋またはグループ・家族用の広いお部屋に向いています。
通常はソファとして利用していただき、人数が多い時の対応としてベッドに早変わりさせることができます。リクライニング機能が付いているものが多く幅広い用途で活用できると思います。
あると便利なベッドです。ソファを揃えるならソファベッドにするべきです。
民泊用に最適なベッドとは?民泊に最適なベッド要件6
部屋の効率化を考えるならベッドサイズはセミダブル以上
2段・3段ベッドを除き、シングルサイズのベッドはお勧めできません。それは1人しか寝れないからです。2人で泊まりたいときに困ります。おすすめはセミダブルです。これで1人または2人に対応できます。外国人の方にはちょっと狭いかもしれませんが最初に提示していれば、選ぶのは利用者です。
それに、ベッドを2台用意しなくていいのでスペースの他、ベッド代、寝具枚数、シーツ代等の経費を節約できます。
ベッドの種類は2段ベッド ソファベッド 収納ベッドがおすすめ
フロアベッドを避けるといいと思います。収納のできないフロアベッドは非効率です。もしかすると布団でもいいかもしれません。上向きの空間は広くなり開放的になりますが、それ以外のメリットはあまりありません。
荷物の持ち込みに対応できる収納ベッド
荷物の収納をベッド下に出来ることは利用者が安心出来るし、利便性があります。大きいスーツケースやスキー板くらいの長物が安全における場所があると喜ばれます。
強度があり低価格のベッド
すのこベッドの低価格がおすすめです。これに強度が加われば問題ありませんね。あと、布団と同じような感覚で寝れる脚のないフロアベッドも安全性が高く低価格で手に入れることが可能です。
ベッドカラーはブラック、ブラウン、ナチュラルがおすすめ
汚れやすいホワイトなどのフレームカラーを避ける。木目調のカラーにすると汚れが目立ちにくくなり、汚れた時の清掃や改修も楽です。
マットレスはカビが生えにくく安価なボンネルコイルマットレスがおすすめ
マットレスは、大きく分けて「ポケットコイル」と「ボンネルコイル」があります。
民泊用に用意するのであれば「ボンネルコイルマットレス」がおすすめです。
ポケットコイルは、ひとつひとつのコイルが個包装され独立して動くため、点でカラダを支えます。そのためフィット感が良くなり寝心地が良いとされています。対してボンネルコイルは連結したコイルが敷き詰められていて面でカラダを支える構造です。硬めに仕上がります。
ポイント
一般に構造が簡単なボンネルコイルの方が安価です。さらに通気性がいいのは、コイルをひとつひとつ包装していないボンネルコイルの方です。つまり、安くてカビの生えにくいベッドを選ぶならボンネルコイルマットレスがおすすめ!ということになります!
民泊運営におすすめベッド6選!丈夫で安いベッド特集!
【エクル】カントリー調 天然木 すのこベッド
カントリー調のすのこベッドです。国内外から人気のデザインです。棚・コンセント付き、高さ調整も可能!大容量ベッド下収納あり。
通気性の良く頑丈な「すのこ」床板を使用!湿気対策に最適な「すのこ」だから、一年中快適に過ごせます。エルクには、LVLすのこを使用しているので頑丈で厚みもしっかりあります。高さが調整できますが、民泊用であれば荷物がたっぷり入る最大高で大丈夫です。頑丈なので布団や薄型マットレスにも対応できます。
【スフォルツァ】頑丈なすのこベッド
シンプルな、すのこベッドでありながら強度を高めたベッドです。大きい体格の方でも対応できます。ベッド下は自由に収納に使えるスペースがあります。スフォルツァは成人男性が8人乗れる耐荷重600kg。他にはない圧倒的な頑丈さだから、しっかり長く使えます。民泊用に適したベッドといえます。普通のベッドでは体格に合わない方やベッドのキシミが気になる方にもおススメです!しっかり安定のすのこベッドです。布団が使えるので、貸し布団を契約する場合にも便利です。
【フェリチカ】2段・3段ベッド・スライドベッド
フェリチカは2段・3段に対応できるベッドになっていて、2段ベッドでも3段ベッドでも高さは変わりません。最下部からスライドしてベッドが出ることで3段になります。高さがない分、安全性が高まります。小さなお子様のいる家族向けとしても使えます。このベッドを2台置けば4人から6人のグループ泊に対応できます。
【国産ヒノキ】畳ベッド
畳で寝たい!を叶えるベッドです。布団よりも管理がしやすいベッドです。布団をたためば和のベンチとして使えます。外国の方に喜ばれるかもしれません。和モダンの部屋にもマッチします。お部屋の雰囲気に合わせて畳ベッドが溶け込めるようであれば採用しましょう!畳ベッドはマットレスを使用せず布団での運営になります。
【ローリー】ソファベッド
昼間はソファとして使い夜寝るときにベッドにすることができるのがソファベッドのいいところです。一台二役なので小スペースのお部屋にも向いています。大きいめの部屋にベッドと別で置けば、ベッド数を超えた人数の宿泊にも対応できて便利です。ソファを置く場合はソファベッドにしておいた方が何かと便利です。
【折りたたみ】洗えるカバー式 マット付き折りたたみベッド
通常の折りたたみベッドと違って、マット付きなので開けばすぐにベッドとして寝ることが可能です。普段は部屋の隅に折りたたんで置く。寝るときに引っ張り出すという使い方になります。あと人数が増えた時の対応としても、1台あれば便利です。何部屋も民泊で用意する場合には、人数対応用、壊れた時の予備ベッドとして活躍できます。
ベッドを用意して営業するための民泊許可
ベッドを揃えただけでは民泊は始められない!
民泊は一般住宅でも営業可能ですが、きちんと届を出す必要があります。新しい法律である民泊新法で定義される民泊は「住宅宿泊事業」。さらにどんな住宅でもOK!ということではなく、条件があります。従来の旅館業法の「簡易宿所営業」や国家戦略特別区域の「特区民泊」にあてはまらない新しい営業形態が民泊新法に当てはまります。ビジネスホテルや旅館などの旅館業法適用の宿泊施設ではなく、あくまで一般の「住宅」が対象になります。
この新法ができることで、民泊参入へのハードルが下がるようになります。
民泊についての営業区分や申請の方法などはコチラの「民泊の基礎知識」を参考にしてください。