「耐震や備蓄」大きい地震への備えできてますか?ベッドも防災に使う!
このページの内容です(目次)
【収納付きのベッド】災害時の家具について
自然災害が増えたように感じる日本
日本は地震大国と言われています。大きい地震の場合は家が傾いたり壊れたりと大きな被害が出ます。毎回、悲しい気持ちと不安がおそってきます。そのたびに、備えをしっかりしなくては!と決意を新たにします。
さらに、最近は地震だけでなくゲリラ豪雨や大型台風などの自然災害の数が増えているように思います。コレも地球温暖化の影響かもしれませんが、やっぱり多すぎるしコワイ!(ネット社会になり昔よりも情報が増えているからかもしれませんが・・・)
地震で心配なのは家具の転倒・倒壊です
家がつぶれてしまっては、どうしようもありませんが、建物が無事でも家の中でケガをする割合は減らすことが可能です(減災)。よく、耐震補強しよう!とか固定をしっかりしよう!と言われますが、これは家具の転倒・落下事故を防ぐためです。
地震の時、固定していないタンス、本棚、食器棚は凶器になり得ます。固定は壁との固定が望ましい形らしいです。突っ張り棒のようなもので天井に支えをもっていっている場合は、あまり効果がないかもしれません。
地震の時に家具が凶器にならないために
- なるべく背の高い家具は使わない(冷蔵庫も危ないらしい)
- 扉や引き出しがいたときに中のものが出ないようにラッチやベルトをする
- 食器棚のガラス面は飛散防止フィルムを貼る
- 下に逃げ込める可能性のあるテーブルやベッドは丈夫なモノを選ぶ
- クローゼットや棚が最初からついている家にする
- 倒れたときの場所を想定して置き場所を決める
- 倒れる家具は効果的で正しい方法でしっかりと固定する
- 防災の知識を増やすなど
▲近年発生した地震でのけが人の割合は、家具類の転倒・落下が一番の原因です。その割合は40%前後とかなり高い数字になっているというデーターがあります。(参照;東京消防庁および内閣府防災情報のページより)
地震の時、家具がこわいのはこんなとき
- 家具が体に直撃する、下敷きになる
- 倒れた家具にドアをふさがれてドアが開かなくなる
- 棚のガラスやお皿が割れて飛んでくる
- 割れたガラスの床を歩いて足をケガする
なかなか想像できないですね。特に普段イメージできないのが、「ドアをふさぐ」というのと「床に割れ物が散らばる」などです。これらは大きい地震がきたら十分に起こりうることです。ハード面の用意も大事ですが、想定の見直しや心構えも大事だといえます。
大きい地震が起こったら、立つだけでも大変なんですが、丈夫なテーブルか、高さのあるベッドの下(ベッドは布団やマットレスがあるのでタンスなどが倒れてきてもなかなかつぶれない。)に逃げ込むのがいいと思う(個人の意見です)
出来るだけ丈夫なベッドで収納スペース付きがおすすめ
ベッドを防災に活用するなら
- 耐荷重300㎏以上の丈夫なベッドを選ぶ
- ベッド下に30cmの空がある収納ベッドを選ぶ(下に空きスペースがあり、衣装ケースがおけるくらいの収納ベッドです。)
- すぐに逃げ込めるようにベッド下の荷物は少なめにする
- 他の家具がベッドに倒れてこないような配置に変える
- ベッド下に防災袋・非常持ち出し袋を置いておく
ベッドの耐荷重を調べておくことは大事です。通常のベッドが100㎏から200㎏です。300㎏を超えると堅牢なつくりといえます。でもこれらは静止耐荷重なので、飛んできたものや、倒れ掛かってきた場合は、そのスピードも加味されもっと大きい荷重になることを忘れてはいけません。
地震を想定して選ぶ収納ベッドにかぎっては跳ね上げ式の収納ベッドはお勧めできません。下に潜り込めないと身を守れません。
]地震に備えるベッド・・・
大地震でベッドに救われた経験
朝6時前、寝ていましたが飛び起きました!本棚の本が一斉に自分におそってきて、逃げるように無我夢中でベッドの下にもぐりこみました。とっさの判断(直感みたいな感じ)だったのですが、そのおかげで自分は難を逃れました。
その時間、お弁当を作っていた母の話では150cmもある重たいリビングのテーブルが踊るように動いていたそうです。母はテーブルの下に入って脚を握りしめていて助かったそうです。揺れている時間は、とても長い時間に感じました。
あのとき、わたしを救ってくれたのはベッドでした。家族を救ってくれたのはテーブルだったと確信しています。
そのあと、外に出たのですが、いろんなことを経験しました。とりあえず飲料水、トンカチ、ひも・ロープ(重いモノを動かす、吊るしたり、救助、家具や負傷の場合の固定などに役立つところを見ました)などがあると便利のようです。ほかにも大事なモノはあるとは思うのですが。。。あと、ライトはあった方がいいですね。真っ暗な場所は、とにかくコワイ。
ベッド下には、持ち出し袋の他に工具類、スリッパ(裸足は危ない)を置いておくと役に立ちそうです。
わたしの家は今、玄関、トイレ、ベッド下に1つづつ非常持ち出し袋を用意しています。トイレは、割と安全だと聞いていたのですが、窓がないので、少し心配。それでも、水・ドライバーセット(ドアを開ける)・スマホの充電器などを入れた防災袋をおいています。
雪崩や土砂災害の時に「こたつ」が役に立ったということも聞いたことがあります。これで生存できるスペースをつくることが出来たようです。ベッドやテーブル、こたつは、下にスペースが生まれる構造なので、自分の身体を守る生存スペースを確保できるのかもしれません。あと、テーブルやベッドは動くことも大事なのかもしれません。もし床や壁に固定されていたら、大きい力の場合は破損したりするのかもしれません。いざという時のためにいろいろと考えておきたいですね。
他人ごとだと思っていましたが、いざ自分が遭遇すると考え方が一変しました。人間はとても愚かです。今では、ちゃんとイメージして備えたり、訓練したりを日ごろから本気でやる必要があると思っています。
※このページは自分の意見や被災者の体験に基づく個人的な考え方です。参考にするしないは自己責任でお願いします。